2023/11/10
日記
書籍手当で購入させていただいた書籍を遥か昔に読み終えていたのですが、
感想文を書くことをさぼっておりました。
ほぼほぼ内容を忘れていますが、
読みながらとったメモがiPhoneに残っていましたので、
それを読み返しました(というかコピペしました)。
本書が出版されたのは1972年。
私はSNSなどで話題になっていたのをきっかけに知り、
関与先でも話題に上がっていたので気になって購入しました。
ルワンダは東アフリカにある国でコーヒーでおなじみです。
私もコーヒーが好きなのでブルンジと隣接している国だなーくらいの認識でした。
ルワンダは1922年からベルギーに統治されており、1962年に独立を果たすも大不況に陥ります。
そこで1964年に国際通貨基金の依頼を受けて著者である服部正也が中央銀行総裁として出向し、
6年間勤め、経済再建計画の立案や通貨改革、職員教育、税制改正などを行う。
服部さんが赴任した時のルワンダ銀行の職員や副総裁も含めて誰1人として銀行業務について何をしたらよいかわかっていなかった。
そのため外貨はおろか自国通貨すらろくに所持していなかった。
中央銀行にお金がないということは、当然その他の銀行にもお金がない。
となると、国内企業は手持ちのお金でやりくるしかないわけである。
案の定、元々統治していたベルギーの企業に経済を牛耳られていた。
ルワンダ人は誰一人として経済についてわかっていなかったため、経済政策の意思決定を一任される。
まずやったことは、1人では頭数が足りないため国際通貨基金などから人材を派遣して、職員の教育にあたった。
ルワンダの主要産業はコーヒー豆の輸出、
そのコーヒー豆の物流に使うトラックはベルギーの企業に不当な価格で売りつけられていた。
しかも2トントラックの取り扱いがなかったため小型のトラックで運搬しており、効率も悪かった。
そこでルワンダ政府に日産の販売権を取らせてルワンダ企業に2トントラックを融通し物流の効率が一気に上がった。
日産が入ったことにより他の農作物の物流も改善、バスなど他の自動車も不当な価格であったことが判明した。
他にも外国企業に牛耳られていた細々した弊害もあったがしらみ潰しに改善していった。
(農業国なのに平たい鍬しか売ってなかったり)
国際収支の話や平価切下げの話も沢山書かれていたが、難しいことは全て忘れたので割愛しました。
その辺の話も結構書かれていていましたが目が滑りっぱなしでした。
しかし、とても良い国家再建感動話なので全然読めちゃえます(多分)。
SNSでは所謂、異世界転生ものみたいだということ、服部さんが超人格者だという点で盛り上がっておりました。
最後に全然関係ありませんが、久しぶりにドゥシャスデブルゴーニュを飲むと美味しすぎて常飲してます。
最近買ったゴブレットととも雰囲気がマッチして嬉しいです。