エージェンシー理論

2023/10/16

日記

会社は、プリンシパル=エージェント関係の固まりと言っていい。会社を取り巻く様々な立場の人々が時にプリンシパルとなり、時にエージェントとなる。そして両者の間に「目的の不一致」「情報の非対称性」が存在し、モラルハザード(注)が生じている。図表1はその一端を示したものである。なかでも柱の一つとなっているのが、部下(従業員)の管理・監督問題である。注:経営倫理において、本来なら倫理上、期待される行為を、金銭的な理由から裏切ること。

・目的の不一致の解消法

インセンティブによるもの 動機づけ、やる気を起こさせるもの

わかりやすいところでは、「業績連動型の報酬」の導入です。その他、経営理念の確立や

経営計画の策定により、会社と個人の目標を一致させることが必要か!?

・情報の非対称性の解消法

プリンシバルがエージェントを監視(モニタリング)する仕組みをつくる。上司が部下に業務内容を報告させて、その行動をチェックするなどです。任せて任せずといったところでしょうか。自由と放置は違うということでしょう。

12月も経営計画25時間合宿を開催いたします。

経営計画を策定されていない方は、是非ご参加お待ちしています。

 

画像の出展:世界標準の経営理論 入山章栄