2025/12/22
日記
先月に記載のとおり、あらためて『北の国から』を見返しました。1981年に放送された倉本聰さん脚本のこのドラマには、「人間らしい生き方とは何か」「本当の豊かさとは何か」という普遍的なテーマが流れています。富良野の自然の中で暮らす黒板五郎と子どもたちの姿は、便利さの裏で見失いがちな“生きる実感”を思い出させてくれます。
この流れで、『北の国から』で純役を演じた吉岡秀隆さんが主演する『Dr.コトー診療所』も見始めました。離島医療を支える医師と島民との心の交流を描いたこの作品もまた、人の温かさや誠実さを丁寧に描いています。どちらのドラマにも共通しているのは、「目の前の人を大切にする」「便利さよりも人のぬくもりを信じる」というメッセージです。
私たち税理士事務所の仕事も同じです。数字を扱う一方で、その先にある“人”や“想い”を見つめることが大切だと感じます。効率や合理性を追い求める時代だからこそ、心の通う仕事を――そんな気持ちを新たにしています。
☆年末調整の改正
令和7年の年末調整では、所得控除の見直しが大きなポイントです。2年間限定で基礎控除額の引き上げや、給与所得控除も拡充されます。また、「特定親族特別控除」の新設により、大学生などのアルバイト収入の制限が緩和されます。結果として、家計の可処分所得が増え、扶養判定にも影響する改正です。